2020.11.26

ワークショップを通して感じたこと、地域だけではなく子どもたちに何ができるか、を少し考えてみました。

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今回のワークショップを通して、今まで気づけなかった新しい課題をみつけることができました。


改めて、全4回のワークショップにご参加くださったみなさま、講師をしてくださった方々、ありがとうございました。


 例年であれば、イベントや秋祭りが開催される10月ですがコロナの影響でほとんどが中止になってしまう中で、なにかイベントをできないかということでWSを企画しました。

WSとか良いんじゃない?と話し始めてから誰に講師してもらう?それが決まったら、じゃあ連絡しよう!と、トントン拍子、すぐにワークショップが決定したのを覚えています。


全4回のワークショップを終えて感じたことは、ひとまず開催してよかったということ。

参加者の方々が最初は緊張したような顔をされている方も多いような気がしましたが、終了後には、参加してよかったです!!との声があったり、一人でご参加してくださった方も、最後には同じテーブルの方と仲良くなっていたり。お子さん同士が仲良くなっていたのも印象的でした!



たくさんの方に来て頂ける◯/の市のイベントの良さももちろんあるのですが、このように参加者が限られているワークショップを開催することで参加者同士の輪も広がってよりよい時間を過ごしていただけると感じました。


おうちで過ごす時間が多かった今年、ちょっと新しい趣味始めたいのに誰に教わったらええんやろ?都会なら料理教室とかお花の教室とかもっとあるのに、田舎にはそんなんないなあ。そう感じている方も意外と多いのかなあと少し思いました。


知識を学ぶというよりかは、日常では体験できないことの楽しさを知れるような教室。

これなら誰でも参加しやすいと思うし、ちょっと体験してみよかなといった感じで来て頂けるかなと思っています。



それは大人だけでなくて、こどもたちも同じで、今回は大人の方に楽しんで頂けるような内容ばかりでしたが、子どもたちを中心に楽しめるイベントも今後は行っていきたいと思っています。


そう思ったのは参加者の方と一緒にきてくれた子たちがすごく楽しそうにしていたということと、子どもたちがこうやってワークショップに参加できる場所ってもしかするとそんなに多くないのでは、、?と感じたからです。



小さいときに楽しかったこととか、感動したことって、結構大人になっても覚えているものじゃないでしょうか?

私は小さい頃に祖母から料理を教えてもらったことがきっかけで、調理や製菓に興味を持ち、家庭科の授業が好きになりました。

幼いながらに、自分が作った料理をみんながたべて喜んでくれたり、時には素直な感想も言ってくれたり。ありきたりな理由かもしれませんが、みんなの喜ぶ顔が嬉しくて調理系の進路に進むことを高校のときに決め、「調理系の仕事をするぞ〜!」と思っていました。



もし、幼少期の体験がなければ私は家庭科の分野に興味を持たなかったかもしれないし、製菓の道に進むことは考えなかったかもしれません。

自分自身が料理を祖母におしえてもらってやったことあるという経験から、自身を持って進路を選べたのだと思います。



自分が何に興味を持つか、何を経験するかって、小さいこどもに決められることでは無いかもしれませんが、漠然とやってみたい!気になる!って思っているのに、学んだり体験できる場所が無いのってすごくもどかしくて悔しいです。


例えば、そこで体験教室や、ワークショップを通してその分野のプロの人に話を聞けたり、褒めてもらったり、アドバイスを貰えたりする、そんな経験があるだけで自信のつきかたも大きく変わってくると思っています。



都市部は常にたくさんの人が居るので、偶然何かを得られるチャンスも多いと思うのですが、地方ではなかなかそういう機会がなくて、機会がなければ経験は生まれないし、可能性を見出すことさえ出来ないのってすごく格差があるなと感じています。


都市部に比べて、学ぶ機会と体験に格差が出来てしまうところが人口が少ない地方都市にある問題だと思っています。


その問題を根本から解決することは、西脇がかつて播州織の最盛期のような姿、までをいかずとも盛り返さない限りはなかなか難しいことだと思いますが、私達が子どもたちのために楽しい企画や、親子で参加できるイベントやワークショップを企画することで少しでも子どもたちに様々な体験をする機会を提供できれば良いなと、今回の4回に渡るワークショップを通じて感じました。


今回のワークショップの様子はinstagramにて公開していますので是非ご覧ください!


次回のイベントは 11月29日 ◯/の市 おいしいだけの回!

家族で楽しめる、美味しいものだけを集めた食のイベントです!

ぜひ皆様、お腹を空かせてお越しください!



ライター情報

仲埜 佑菜

Writing / Yuna Nakano

西脇市出身、西脇市在住の20代
4月からマルブンノイチのPR担当として日々奮闘中。
西脇で好きな食べ物は「よりふじの回転焼き」