2019.10.07

山下剛

撮影者:服部健太郎 モデル:山下剛 撮影日:9月吉日



にくのひろば、げんこつや
なまず釣ったりなあ、坂のぼって学校行って、
通るん毎日このへんやったから、近所のおばちゃんらもみんな声かけてくれるしなあ
今よりは活気もあって、やっぱしええ街やったなあ思う

家の商売継ぐん嫌やなあって全然ちゃうことしてみたりしたけど。
結局戻ってきたわ。
久しぶりに歩いたらおもろいけど、なくなったもんが多いなあ。


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横尾忠則の故郷で、播州織の栄えた、兵庫県の田舎にぽつんとある、パッと見、ごく一般的な郊外の風景が、強烈な昭和を内包した、ちょっとかわっていて、異界的で、けったいなまち。

そんなまちが、
そこで生まれ育ち、生活をする人々にはどう映るのか、
営まれる”日常”は、
ある日やってきた旅行者には発見しづらい、そのまちを醸成するエッセンスかもしれず、
それが誰かを魅了したとき、また新しい日常がやってくるかもしれない。

これは、
strangerであるフォトグラファーと、nativeである地元の人たちによる、同じまちの風景の合同写真展です。

ライター情報

丸山大貴

Writing / Daiki Maruyama

マルブンノイチの一連のプロジェクトオーガナイザーで、普段はデザインデイレクター。当メディアを機に記事執筆にも挑戦中。一応文学部出身